
泣く子も黙る新撰組鬼の副長、土方歳三。
僕と同じ多摩地区出身の彼は、近藤勇亡き後も新撰組を率いて各地を転戦。
函館五稜郭では、自身が守護する砦を、他の自軍は全て敗走する中守り抜き、孤立した自軍を救うべく出撃。旧幕府軍高官達の中で、唯一の戦死者になる。投降した榎本達は見返りに新政府の要職に付いていく。
僕がとても尊敬する人。
維新時代を走り抜け、激動の一生を過ごした男。
掛け値無しに格好良い。
今回の旅の目的の一つ。彼の最後の場所を観たかった。亡くなったらしい場所にお参りしたかった。
土方さん。僕も来年あなたが亡くなった年齢になるよ。
ちょっと言葉に出来ない思いを込めて、史跡にお参り。
皆さんお薦めのハセガワストア焼き鳥弁当を食べながら(旨かった!)、もう一泊する予定だったけど、こんな天気の悪いとこにいても気分悪いし、どのみち天気悪いなら、雨が止んでるうちに移動だ!と江差へ向かう。
霧で三メ―トル先が見えない。こんな道を一人延々走っていると、事故るのではないかという恐怖と同時に、霧が晴れたら違う次元、過去や未来に連れ去られているのではという怖さも感じる。
江差は晴れてた!一瞬だけど。五日目にして初めて太陽を見た!
そのまま海沿いを北上し、18時に北檜山の真駒内ダムキャンプ場へ到着。キャンプ二日目。場所が場所なので一人かなと思ったら、家族連れがうじゃうじゃ。室蘭のオフロードバイカ―も一人。話もそこそこに昨日お風呂に入れなかったので近くの温泉へ。生き返る。
風が凄い。テント飛ばされます。体重で支える。風切り音が怖くて、ラジオとミュージックプレイヤーで耳をふさぐ。
隣りの深い森からは、風で樹々の葉、枝が激しくこすれ合う音が響き、それらに交じり獣が鳴く声が聞える。
空に目をやると、凄い勢いで流れている雲の隙間から、星が瞬いているのが僅かに見える。そんな夜。
走行距離237km